Panasonic のデジタルカメラ FZ38ですが、望遠側で撮影すると赤丸で囲まれたように黒い点がついてしまうようになりました。クモとかハエとか鳥とかではないです。
異常を確認したのは、昨年夏、波打ち際で波しぶきをかぶって以来なので、1年近くたちますが、思い切って分解してみることにしました。
まずはボディ両サイドと底部にあるネジ(グリップ側2本、反対側1本、底3本)を外します。
だいぶ液晶画面側がグラグラしてきますが、残り1つ、内蔵フラッシュを開けたところの1本が効いていました。
フラッシュに当たるので多少斜めにはなっているようですが、細い精密ドライバーでは力が入らず苦労しました。
先にフラッシュ付近のネジを2本外してみましたが、今回は不要な作業でした。
液晶部分がある背面パネルが外れたところ。
茶系のフィルムケーブル2つと赤黒の線を外します。
先端側の黒いツメを起こすとフィルムは抜けます。赤黒線のコネクタはまっすぐ矢印方向に引っ張ります。
背面パネルが外れたら、基板周辺を外します。
ケーブル類諸々を外します。(写真は先ほど外したケーブルが付いている時のもの)
左の赤外線照射?のようなグレーのボックスにかかっているケーブルは一体で外れるので抜かないで大丈夫そうです(抜き方もわからなかったので)。
ケーブルのコネクタはツメを起こすタイプと、黒い部分をちょっと引き出してケーブルを抜くパターンがあります。
その引き出すタイプの抜き方がわからず、一箇所失敗して白い部分を欠けさせてしまいました・・・。
それから、基板を抑えている2本のビスを外します。ちょっと深いところ、フラッシュの両サイドにも2本あるので(計4本)外します。
EVFとフラッシュも一緒に外れました。
裏表。どちらが表か裏かわかりませんが。
レンズ側。これらのネジをすべて外して分解しようと思うとちょっと気が遠くなります。
中央部が撮像素子と思われますので、ネジを3つ外してみます。
外してみると・・・
そこそこ大きいゴミが付着していました。
レンズ側にも余計なホコリとかが入ると困るので、それだけ吹き飛ばしてすぐに戻しました。というわけで、証拠写真はありません。
元通り組み立てて撮影してみると、黒いホコリはなくなりました。
レンズをバラすとなると高い技術が必要かと思いますが、とりあえずここまではなんとか修理できたようです。